とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 朝カラ食堂(築地・食堂)

   

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

中落ちホジホジ丼です。

正確には「マグロ中落ちホジホジ定食」と言うよう
ですが。

幅40cmはあろうかというマグロの背骨部分がどん、
っと目の前に出てきて、そこに残った身をただ黙々と
スプーンでこそぎ落としていく、という食事。

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

残ってる身はけっこう多く、しかも肋骨の間には
薄い骨の膜があることなど、新たな発見も次々と。
やっていて飽きることがありません。

ただ、途中で手が疲れてきます。しかしその一方で
一度始めると面白く止まりません。

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

待ち受けているのは、丼に盛られた白いごはんと
とろろと卵の黄身。それに具だくさんの味噌汁。

つまり、こそぎ落としたまぐろの身をご飯の上に
トッピングして、自分だけの丼を作れというのです。

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

時間もかかり、体力もそれなりに使うだけに、
完成したときの喜びとおいしさは格別。

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

黄身ととろろを落とせば、自分だけのまぐろ中落ち
丼が完成。なぜここまでおいしいのかと自分で首を
傾げてしまうほどです。醤油もキッコーマンの普通の
醤油にもかかわらず、どうしてここまでおいしく食べ
られるのだろうか、と感激すること間違いなしです。

築地・朝カラ食堂の中おちホジホジ丼

この店の女主人によれば、どれだけの身が残って
いるかは仕入れ先の仲卸次第で、日によって身が
多かったり全然なかったりと変化が激しいとのこと。
この場合、さばき方があまり上手でない方が私たち
の取り分が多く、上手だと全然身がないということ。
まあ運の要素があるのもまた楽しいかもしれません。

それにしても加工食品に囲まれてしまった私たち。

自分が食べるものがもともとどういう姿をしていて、
その命をいただくという現実を教える食育という点
でもこの店の「中落ちホジホジ丼」は非常に有効では
ないかと思います。

しかもこれって同時に、新たな食のエンタテインメント
として、築地の名物になるのではないかと思います。
店があるのは築地の場外。

築地・朝カラ食堂

公園通りと呼ばれる、賑わう中心からちょっと離れた
東側の通りの中ほどにひっそりとたたずむ小さな店。
あらかじめ知らなければ通り過ぎてしまうほどです。

店は幅がおよそ1間とけっこう狭く、カウンターのみ。
大きな厨房を囲むカウンターに座ると、後ろを他の
客が通るたびにお腹をひっこめなければならない
ほどで、けっしてゆとりがあるとは言えません。
しかし不思議に懐かしく、ゆったり過ごせる空間です。

「中落ちホジホジ丼」は土曜日限定の特別メニュー
ということで、朝6時から食べられます。

そのほかの曜日は、様々な惣菜を活かしたランチ
プレートや弁当を販売。築地で働く人々からの注文も
多いようで、地域の活力を支えるといった感じの店と
なっています。

築地・朝カラ食堂の日替わりランチプレート

私が平日に訪れたときの日替わりメニューがイサキ
を中心としたプレート。副菜の野菜がたくさんあり、
健康的な食事となっていました。

築地・朝カラ食堂
これから豊洲移転まで1年弱。
築地はさらに混みあっていくでしょうが、場外の
ちょっと離れた静かな場所にこうした豊かな食を
楽しめる場所があることは、ぜひ覚えておいた方が
いいと思います。

一度は“ホジホジ”してみてください。

この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報はリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/

カフェ・喫茶(その他) / 築地市場駅築地駅東銀座駅
昼総合点★★★★ 4.5

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