とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 沖縄’n 道玄(渋谷道玄坂・沖縄料理)

   

 

 
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 「味くーたー」。

沖縄で「こってりとしておいしい」「ダシがおいしい」と
いう意味の言葉です。

ここのソーキ煮込みはまさにその「味くーたー」。

 


こってりとしてとろんとして濃い味の豚の骨付肉は、
以前、那覇の沖縄そば屋「こどら」で食べたソーキを
思い出させる味くーたーぶり。ごはんのお伴として
ぴったりです。もちろん夜ならビールや泡盛の友と
して最高の組み合わせとなることでしょう。

場所は、道玄坂を登りきった交番の横のビル。
地下に潜るとまずはロビーにビアガーデン風の
空間が広がり、その奥のドアを開くとちょっと暗めの
店内に入ります。

厨房を囲むように10人ほどのカウンター席が並び、
4人がけのテーブルが残りの空間を埋めています。
ほかに8人用の個室があり、そのほか先に書いた
店外のロビーのテーブル席で合計40人ほどの
キャパシティでしょうか。

カウンターの上の棚にはたくさんの泡盛が並び、
目を楽しませてくれますが、少し気になったのは
その上に飾られた「Aサイン」。これは敗戦後から
1972年の本土復帰まで沖縄が米軍統治下にあった
時代に、米兵を相手に営業することを許可された
店の「証」なのですが、ある意味、沖縄の人々に
とって屈辱的だった占領時代の象徴なのですから、
これを単なる壁掛けとして飾っていいものかどうか。

もともとこの店の母体は沖縄とは関係がなく、多店舗
展開の一環として沖縄料理店を加えたという形で
あるがゆえに、よけいに気になってしまいます。

一方で面白いのは、大型テレビで流す番組。
沖縄での放送を録画したものをそのまま流している
のですが、一緒に流れるCMがユニーク。一枚写真や
手書き文字の”動かないCM”のオンパレード。
これこそのんびりした雰囲気にひたれそうです。

話は戻りますが、ランチの「ご~や~チャンプル定食」
はちょっと量が少なめ。ゴーヤが多めなのは良心的と
しても、ポーク(ランチョンミート)は細切りが少しで
ちょっともの足らない気がしました。

また、プラス150円で白ごはんから交換した炊き込み
ご飯(ジューシー)もちょっと味が物足りない感じ。
これまで食べたなかでいちばんおいしかった那覇の
「首里そば」のジューシーとまではいかないにしても、
せっかく150円も余計に取るのですからその分は
驚かせるというか納得させてほしいものです。

とはいえ、なかなか頑張っている感じの伝わる店。

沖縄在来種の豚・あぐーの料理にも非常に力を入れて
いるようですし、夜もまた期待ができそうです。

沖縄人のための沖縄料理ではなく、沖縄に観光で
行ったときに食べる沖縄料理の再現といったその
「味くーたー」な料理の数々を楽しんでみてください。

 

 


 

ほかの写真やメニュー、地図など詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/
この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。

 

 

沖縄’n 道玄 (沖縄料理 / 神泉、渋谷)
★★★★ 4.5

 - エスニック, とっておき!!