とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 御徒町食堂(定食/中国料理・御徒町)

   

ハンバーグにサンマ。

このふたつが一緒の定食など、これまでこの世に
存在したでしょうか。

実はこれ、片方がメインでもう片方がおまけ。
どちらがどちらだと思います?

正解はハンバーグがメインで、サンマがおまけ。
サンマは6種類の「選べるおかず」のひとつです。

しかしおまけとはいえ、サンマは30㎝はあろうかという
けっこう立派なもの。これで880円というのはとても
信じられません。

選べるおかずはほかに、カキフライ、マーボー豆腐、
半ラーメン、小鉢いろいろ、それに日替わりの一品。
どれもおまけと呼ぶにはちょっと豪華で、どれを選ぶか
悩んでしまいそうです。

もちろんメインも手抜きはありません。
今回メインのハンバーグは店の自慢と言うだけあり
かなりのもの。肉がとてもやわらかくジューシーで、
臭みがありません。またソースも自家製のデミグラス
ソースがベースというだけあってやさしい甘さ。
ヘタな洋食屋なんかをはるかにしのぐ水準です。

しかしまあ、こんなおいしいものを出す店が、ガード
下にあるなんて、ほんとうにもったいない気がします。

この店があるのは御徒町。
上野から南にひと駅、アメ横・吉池・多慶屋と下町
ディスカウントのメッカとも言うべき街の、山手線の
ガード下にこの店はあります。

実は私、はるか昔にこの御徒町でずっとアルバイトを
していました。多慶屋の隣の小さなディスカウント店の
店先にガラスケースを並べ、カシオの時計を売る仕事。
当時のカシオはG-shockがヒットする前で、デジタルの
安っぽい時計を売る三流メーカーそのものでした。

くる日もくる日も880円の時計を売って平日に6万円、
土日は14万円ほどの売り上げ。この中からどうやって
自分のバイト代が出るのだろう、と不思議に思った
ことが、のちに流通や100円ショップに興味を持つ
きっかけになったような気がします。

御徒町食堂はその当時からあったとのことで、もし
そのときこの店を知っていたら、毎日のように通った
だろうに、ととても残念に思いました。

なお、スタートは中国料理店ということで、ラーメンを
はじめとするメニューも充実。

後日、回鍋肉セットを頼んでみましたが、濃いめの
味噌の味付けが懐かしい雰囲気で、ごはんが進み
ます。また、スープもちゃんと鶏ガラからとったのが
わかるしっかりとした味。大きめのワンタンが3枚
入って申し分ありません。さらに小鉢と漬物がついて
これで880円なら誰も文句は言わないでしょう。

ただ小鉢が豚の冷しゃぶで、回鍋肉と思いっきり
素材がかぶっていたのが気になってしまいましたが。

とにかく、ごちゃごちゃわさわさザワザワしたこの街で、
買い物の合間にしっかりごはんを食べたいのなら
この店はベストです。

目移りするほどのメニューの中から選んで、しっかり
おいしいごはんを楽しんでいってください。

 

メニューや地図など詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/
この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。

 

 - とっておき!!, 中国料理