とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 萬盛園(中国料理・新宿御苑)

   

 

 

とにかく安くて量も多くて、味も本場の香りがします。

上の写真は「媽々水餃子(中国家庭水餃子)」。
ぷくぷくした側に濃厚な肉汁を含んだ餡が入り、
ひとつひとつがしっかり作られています。透明感の
ある皮は餃子の皮というよりワンタンっぽい感じ。
これが15個で997円とはかなりお得感を感じます。

 

この店は、新宿御苑の大木戸門(東側)すぐ近くの
中国料理店。

 

新宿通りから御苑寄りに入った路地のビル1階に
ある店内は、ブロックの壁に簡単な塗装をした
だけで調度品もバラバラ、中国風の飾りつけも
申し訳程度。ベトナムのサイゴン(ホーチミン)あたりの
華僑の店を思い出させる簡素さです。

しかしそのぶん、この店のコストパフォーマンス
(価格性能比)の高さは際立っています。

特に店内に貼られていたコースの安さは衝撃的で、
「前菜四品盛り合わせ」「鉄鍋棒焼き餃子」「小籠包」
「大むきエビチリソース」「鶏肉とカシューナッツ炒め」
「麻婆豆腐」「季節の野菜炒め」「五目炒飯」「豆腐の
酸っぱい辛いスープ」(原文のまま)の各料理に、2時間の
飲み放題がついてなんと3,675円。

今回私が訪れた2回とも、次に用事がある状況での
食事ということでコースを頼めなかったのですが、
もし飲める状況ならば躊躇せずに頼み、しこたま
飲んだことでしょう。

飾ることなく、本場そのままの味を…と言いたいところ
ですが、どうも実際には客が同胞(中国人)か日本人かで
かなり変えているようす。

 


メニューをざっと見て、四川料理を得意とする
雰囲気を感じたので頼んでみた「麻婆豆腐」は、
スパイスの香り豊かなものの肝心の辛さが抑え
られていました。

池袋「知音食堂」の暴力的な辛さを覚悟したの
ですが、少々肩すかしを食らった気分です。まあ、
「知音食堂」のは、料理かどうかの境界線上ギリギリ
のものなので比較していいのかどうか迷いますが。


「担々麺」にしてみても、メニューからすると本場の
汁なし担々麺だと確証していたのですが、出てきた
ものは”陳健民”風のジャパン・オリジナル担々麺。

まあ新宿のはずれということで、来る日本人客も
いわゆる”チューカ料理”を期待して来るのがほとんど
でしょうから、無用なトラブルを避けるという意味では
当然なのでしょうが、ちょっとだけさびしい気がします。
もちろん、注文の際に”中国の味のままで”と言えば
いいのだとは思いますが。

 

しかし四川以外の料理については特段味付けは
変えていないようで、本場同様に油多めでシンプルに
シャキッと炒められた、変に凝ったとこのない
庶民的な中国料理が味わえます。まあ、庶民的と
言えどもこの水準にあることが中国料理の奥深さでしょう。

繰り返しになりますが、とにかく安くて量が多く、かつ
本場の香りがする中国庶民料理。

 

仲間や職場の飲み会などで、わいわいがやがやと
にぎやかに楽しく飲むにはすごくいい店だと思います。

 

この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/

 

 

萬盛園 (中華料理 / 新宿御苑前、新宿三丁目、四谷三丁目)
★★★★ 4.5

 - とっておき!!, 新宿・神楽坂