とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 シャンティ (カレー・渋谷道玄坂)

   

 

 

ベトナムには、カレーというものがもともとありません。

同じインドシナ半島にあってもインドと近いミャンマー、
タイにはそれぞれカレーの文化がありますが、ラオス、
カンボジア、そしてベトナムとインドから遠ざかるに
したがってカレー文化は皆無になっていきます。

これは食文化の伝播という点では当然のことで、
しかもベトナム人はインド人を極端に嫌うこともあって
カレーが根付かなかったものだと思われます。

なのに巷にベトナムカレーなるものがあふれるのは
なぜか。

 

 

タイと同じインドシナ半島にあるからという連想からか、
フランスの植民地だったからあるはずという思い込み
によって”創作”されるのでしょうか。

北海道発祥のスープカレー専門店であるこの店で
オリジナルのスープカレーに加えて用意されている
ベトナム風カレーもまたそうした”創作”料理。

あらかじめ言っておきますが、おいしいのはおいしい。
ただ、これはカレーと呼ぶよりも辛いチキンスープと
呼んだほうが正解だと思います。

 

鶏肉のだしをベースにオクラやキャベツ、パプリカなど
野菜を多く使ったスープがベースで、これにチキンや
ハンバーグ、ミートボールなどを選ぶスタイル。
チキンは、スプーンで身がほぐせるほどよく煮込まれて
いて食べやすく、お得感もあります。

辛さは「サイゴン」「ニャチャン」「ダナン」「フエ」「ハノイ」
と南から観光地をたどるように設定されています。私は
100円プラスの「フエ」を選択してみましたがなかなか
強烈な辛さで汗が吹き出すほど。一般のひとには
「ニャチャン」くらいが適当ではないでしょうか。

カレーではなく、辛いチキンスープとごはんのセットと
いう新しいメニューだと思えば「あり」だと思います。

一方、オリジナルというか本当のスープカレーのほうは
意外にも(といったら失礼ですが)ちゃんとしたカレー。

 

いわゆるカレー味のスープではなく、インドのサラサラ
カレーをさらにサラサラというか”つゆだく”にした感じで
ちゃんとカレーの範疇におさまっています。


これはなかなかのスパイシーなカレー。
ミートボールやハンバーグなどが選べますが、
このスパイシーさにはやはりチキンが合うと思います。

 

道玄坂のなかほど、一見カフェのように見える店は、
なかに入るとオレンジをベースにした内装で、インドを
イメージしたかのよう。

まだまだ東京ではなじみの薄いスープカレーを堪能
するもよし、創作料理としての”辛いチキンスープ”に
挑戦するもよし、といった感じの店です。

 

 

この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/

 

 

 

SHANTi 渋谷店 (スープカレー / 神泉、渋谷)
★★★★ 4.5

 - カレー, とっておき!!, 渋谷