とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【ねごと。】 菅直人の誤算。

   

いま考えてみると、菅直人にとっての”誤算”の始まりは
今年(2010年)1月に財務大臣になったことでした。

有名になって政治家になりたい、いつかは総理大臣になりたい。
ただそれだけを人生の目標にしてきた「私欲の塊」(仙石由人談)
菅直人。

他者を舌鋒鋭く追及する姿勢こそ天下一品ではありますが、
経済政策についてはほとんど音痴とさえ言われるほどの門外漢。
藤井裕久の突然の辞任によって転がり込んできた財務大臣の椅子は
菅にとって魅力的ではありましたが、同時に大きな困難に
直面することになります。

 

 

国会で子ども手当の「乗数効果」を質問され、その意味がわからず
立ち往生した菅は、財務官僚に出してもらったメモでやっと答える始末。
G7(先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議)も財務官僚の助けでどうにか
乗り切りますが、これ以降菅はそれまで苛烈を極めた官僚批判を弱め、
むしろ官僚に依存するようになっていきました。

財務官僚にとってみればこの時期、菅に現在の国家財政の危機的
状況を説き、将来的に大幅な消費税率引き上げが必要であると
“洗脳”することはそれこそ赤子の手をひねるぐらい簡単だったはずです。

そして6月、鳩山が小沢を道連れに”自爆テロ”で退陣。

棚ぼた式に総理の座を手に入れた菅は、就任直後に支持率が
“V字回復”したことでこのまま参議院選挙も楽勝だと踏んだのでしょう。
突如として「消費税10%」を持ち出してきます。

それは単に、「現実主義で責任ある姿勢」を演出したいだけのこと。
自らを偉大な総理として歴史に名を残す以外に理由はなかったのかも
しれません。

10%の根拠を問われても「自民党が10%を掲げているから」としか
説明できず、選挙戦に突入してから「300万円以下の所得層には還付」
などと発言。現在の消費税5%分までも還付するかのような発言は、
かえって経済音痴を露呈させ、信頼を失わせていきました。

他人の批判はできても、実は自分では何もできないという人種がいます。

長妻昭はその代表でしょう。

“ミスター年金”と言われながら、いざ厚生労働大臣になってからは
なにひとつ成果をあげられずに埋没してしまっています。

そして菅直人もまた、同じ人種であることが明らかになりつつあります。

「どっちも同じことを言うなら、経験のあるほう」。

メディアに掲載されたひとりの有権者の声が、今回の選挙を象徴しています。

 

 

 

 

 

 

この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
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 - ねごと。