とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 一毛餛飩 いちもうワンタン(中国/マレーシア料理・高田馬場)

   



知られざる名店、というのはこういう店を指すの
でしょう。

とにかく「ペナン風蝦(ハー)麺」を食べてみてください。

スープがまさにエビの塊。エビのうまみをギュッと
濃縮したかのような醤油ベースのスープは、そこらの
「えびそば」を蹴散らす勢い。浮かせた辛い油もまた
うま味を引き立て、一滴たりとも残したくなくなって
しまいます。まさに病みつきになってしまいそうです。

 


トッピングは中くらいのエビが3~4匹に、もやしと
チンゲン菜といわゆるフライドオニオンにネギ。
麺は、中国料理そのままのゆるい麺ですが、これが
かえってエビ尽くしのスープにぴったりで、スープを
しっかりまとわりつかせて口に入っていきます。

とにかくこの店で食べてほしい一品です。

この店に入るきっかけとなったのは、入口に掲げ

られた「土曜日・祝日 定食400円」の看板でした。
曜日限定とはいえ、中国料理の定食400円は驚異の
安さ。いったいどんな店なんだろうか、という興味が
足を動かしたのです。

実際入ってみると、かつて和食の店だった場所に

そのまま入居したらしく、入り口の引き戸をはじめ
店内のあちこちに和風の内装の名残が。




薄暗いものの意外に広い店内に雑然とテーブルが
置かれ、まるで東南アジアの屋台の雰囲気です。

400円の文字に惹かれて入ったものの、目についた

のはユニークな麺の数々。なかでも気になったのが
上記の「ペナン風蝦(ハー)麺」。

店は上海風ワンタンを売りにしているようですが、

実際にはマレーシアの華僑が取り仕切っているようで
店内のメニューは中国料理とマレーシア料理が半々
といったところ。

「ペナン風蝦麺」は、まさに中国とマレーシア両国の

料理が融合し昇華した逸品といったところでしょうか。


そのほかワンタン麺を食べてみましたが、こちらは

鶏でだしを取ったスープが澄んだ味でおいしいもの。



5個もゴロゴロと乗ったワンタンはとても具だくさんで
皮も厚め。私たちが普通イメージするワンタンよりも
水餃子に近くいわゆるおかず的。もちろんおいしいの
ですが、麺に乗せて食べるよりも、単品で食べた方が
よりしっかり味わえるのかもしれません。


また、マレーシア料理の「ナシレマ」も食べてみました

が、これはタイ料理の「ガパオ」のような、半球状に
盛り付けたごはんに目玉焼きを乗っけたスタイルの
一膳飯。鶏肉を焼いたものと、きゅうり、ピーナツと
おせちにある「田作り」のような外観の、小魚の辣油
あえが付き、これらをかき混ぜて食べるようになって
いますが、ご飯の量に比べて具(付け合せ)が少なく
あまり味わった気がしませんでした。これはちょっと
残念です。

しかしミャンマー料理をはじめ、東南アジア各国の

料理がそろう高田馬場で、この店の料理の独自性と
おいしさは特筆すべきもの。

宴会用のコース料理も3,500円、4,000円、5,000とあり

それぞれマレーシア料理尽くし、中国料理尽くし、
中国&マレーシアミックスが選べてしかも飲み放題も
ついているといいますから、もう利用しない手はない
かもしれません。


ネットではまだほとんど知られていないようですが、

店は平日、土曜のいずれもけっこうにぎわっていて
地域の人々にとってはまさに「知る人ぞ知る」といった
ようす。

高田馬場に行くことがあったら、ではなく、たとえ行く

用事がなくても行ってみることを強くお勧めしたい、
そんな印象の店です。

 

この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/

一毛餛飩 上海料理 / 高田馬場駅西早稲田駅学習院下駅

夜総合点★★★★ 4.5
昼総合点★★★★ 4.5

 - とっておき!!, 高田馬場