とっておき!!TOKYO

東京のおいしい店、いい店、安い店。ここは私の“とっておき!!”と、日々の些細な物事に感じたことをご紹介する場所です。

【とっておき!!】 うま馬 (ラーメン/居酒屋・渋谷ヒカリエ)

   

 

 

渋谷ヒカリエの7階レストランフロアにできた、
博多ラーメンの店です。

 

 

「うま馬」といえば福岡では有名店で、私も帰省の折
行こうとしましたが、ちょうどその日は休みで行けず
今回このヒカリエの店が初めてとなりました。

まず印象に残ったのはスープ。通常の博多ラーメンの
スープとは違い、純粋なとんこつだけでないような
なにか雑多な味がします。素朴というかなんというか。
元祖を自称するだけに、これが誕生間もないころの
博多ラーメンの姿なのかもしれません。


もうひとつ印象に残ったのが、麺の形。
一見、ほかの博多ラーメン同様の細いストレート麺
なのですが、断面が楕円形の平打ち麺なのです。
口の中での微妙な挙動の変化が面白く、つい替玉を
頼んでしまいたくなるような麺です。


しかし、それにしても渋谷ヒカリエ。

オープン当時こそ華々しく取り上げられたものの、
わずか1か月後に東京スカイツリーが開業した後は
まったくその名を聞かなくなってしまいました。


まあ、幼児の積み木のような均整の取れてない
外観に、窓からの眺めもごちゃごちゃした渋谷の街
では正直どうかとは思っていましたが、ここまで
あっさりと忘れ去られてしまうとは思いませんでした。

最近の大規模商業施設すべてに言えることですが、
いくら華々しくオープンしたところで、テナントはどこも
同じような店ばかりの金太郎飴。高い家賃が払える
ことを前提にテナントを選んでしまうためにどうしても
チェーン店ばかりになってしまい、それを隠すために
新業態を装うのがせいぜい。これでは長続きする
はずもありません。

もう少しデベロッパー(開発業者)も独自色を出しそうと
頑張って、ときには自らプロデュースをするくらいの
目利きになってほしいものです。

さて、本題にもどって「うま馬」。

失敗したのは、「うま辛濃厚坦々麺」を頼んだこと。
ゴマのペーストである芝麻醤(チーマージャン)が大量に
使われ、どろっとしていて、辣油が浮いてまったくの
日本風(陳建民風)。
味は標準以上であったのですが、ペースの豚骨
スープがほとんどわからないのならば、わざわざ
この店で食べる理由が見いだせません。
まあ、これを食べるくらいならオリジナルの豚骨
ラーメンを食べたほうがいいでしょう。


餃子は福岡中洲にある「宝雲亭」のようなひとくち
餃子スタイル。中の餡もペースト状に練り込まれた
もので、軽くておいしくパクパクいけてしまいます。

なおランチタイムはラーメンと餃子のほか、種類と
「酢もつ」などの軽いつまみ程度の営業。

一方で夜は、もつ鍋を中心に大分・中津の唐揚げや
熊本の馬刺しに宮崎のチキン南蛮など九州各地の
名物料理を揃えた居酒屋スタイルでの営業となり
ます。


この店はもともと創業の地の博多・祇園の店でも
居酒屋のような営業スタイルですから、付け焼刃的な
ものではありませんが、いきなり九州代表みたいに
様々なメニューを加えてこなしていけるのか。
また、このすましたヒカリエの中でどれほど受け入れ
られるかは少し心配ではあります。

これまで散々ガキんちょに荒らされてきた感のある
渋谷に、「大人の街」を標榜して登場したヒカリエ。

オトナというにはターゲットが少し低い気もしますし、
6月からは金・土・祝前日に限って、この店のある
7階フロアは翌日午前4時まで営業するとのこと。

正直、客層が下がる懸念があるなかでヒカリエは
どこまで踏ん張れるのか。私の郷土からやってきた
この店の浮沈も含め注視していきたいとい思います。

 

 

この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報はリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/

 

 

 

 

 

うま馬 渋谷ヒカリエ店ラーメン / 渋谷駅神泉駅表参道駅
夜総合点★★★★ 4.5
昼総合点★★★★ 4.5

 - とっておき!!, ラーメン, 渋谷